
リトアニア共和国/イグナリナ、アウクシュタイティヤ国立公園
(2010年6月19日~6月21日)
ヴィリニュスからイグナリナ、森と湖の国立公園へ。
東欧の森で森ガールしてきました(もちろんにちこさんが)。
ちょっと居心地の悪かったヴィリニュスのユースは、
朝イチバンでそそくさとチェックアウト…。
町を飛び出して、自然の中へ。
森と湖の国立公園へ移動します!
というわけで、ヴィリニュスのバスターミナルから
イグナリナという町行きのバスに乗って出発!です。
イグナリナ行バスは、10:00発で1人10リタス(約350円)。
約2時間で、イグナリナの町に到着します。
イグナリナは、ほんとに小さな町で、
ややさびれていました。

着いたときは、ちょうど雨もふってて、
じゃっかんテンションも下がり気味…
しかもそんなぼくらに、2人の酔っぱらいが…笑
酔っぱらってる上に、リトアニア語なので言葉もわからず、
最初はからまれているんだと思いました。
でもどうやら、
「ここから国立公園に行くのか?だったらタクシーはこっちだぞ」
ということを教えてくれようとしているみたいだったのですが、
1人はホントにからんで来てたっぽくもあり、
もう1人のおっちゃんは、ぼくらに親切にしてくれようとしてるのかどうか、
なんだかよくわからないうちに、
2人で「おれが教えるんだよ!」「お前こそひっこんでろ!」
とドツキ合いになっちゃって、ぼくらはドン引きです。
まあたぶん、からんで来てた方は、
タクシーに案内してチップをもらいたかったのかもしれません。
ぼくらはバスで行きたかったんですけど、
どうやらバスが来るのは2時間後らしく、結局タクシーへ。
親切だったほうのおっちゃんは、
「ようやくわかってくれたか!」と嬉しそうでした。
GOOD!と親指を立ててぼくらを見送ってくれました。
それでやっと、「ああ、あのおっちゃんはただの親切な人だったのか」
と気づけたほど、おっちゃんたちの親切心は、
わかりづらかったのでした。笑
そうして、イグナリナからタクシーで、
アウクシュタイティヤ国立公園へ。
パルーシャというのが、
国立公園でぼくらが泊まろうと思ってた場所です。
タクシーで12リタス(約420円)、10分ぐらいの距離でした。

ここに、国立公園内のツーリストセンターがあって、
宿泊可能なバンガローがあります。

じゃっかんボロっちいバンガローだったけど、
1人22リタス(約770円)と、ちょっと高めです。
ツーリストセンターの建物のほうにも部屋があるみたいで、
共同のトイレとシャワーはそっちにありました。
シャワーは使いませんでしたが。
レセプションのおばさんは英語がわからず、
身振りで手振りでコミュニケーションして、
とりあえず1泊。
雨はさっきよりもひどくなってて、
こりゃダメかな~と思ってたら、
しばらくするとやみました。
雨がやんだので、外を歩いてみることに。

ツーリストセンターのすぐ近くに、
木造の教会があります。
中には入りませんでしたが、
木の十字架や、マリア様や、お墓なんかが
独特の雰囲気を醸し出してました。
その教会から見える、
湖のほうへ降りて行ってみます。

パルーシャの町の住宅です。
ちいさな屋根のついたのは、井戸です。
各家庭にあるみたいでした。
なかなかかわいらしい。
少し歩くと、教会から見えた湖の湖畔に出ます。

曇ってたのでちょっとどんよりとしてますが、
静かで、イイ感じです。
湖畔沿いの道を散歩してみました。

ボートが並んでたり、花が咲いてたり。
そして発見!

野いちごです。
しかも食べれます。しかも美味しい!
ちょっとすっぱくて、けっこう甘くて、
しかも摘みたての野いちご。
ちょっと贅沢な気分になれました。
湖畔の道の途中で、違う道にそれてみると…

しっとりとした森が広がっていました。

雨に濡れた森は、かなり素晴らしい雰囲気だったのですが、
残念なことに、ぶーさんの写真ではあまり雰囲気が伝わらない…
すいません。泣

ほんと、イイ感じだったんです。
地面はコケにおおわれていて、
歩くとフカフカで、
湿った空気と、森厳…とまではいかないけど、
それっぽい雰囲気に満ちあふれていました。
更に歩いて行くと…

山小屋があったり、違う湖が現れたり。
このアウクシュタイティヤ国立公園には、
大小あわせて126もの湖があるんだそうです。

フツウは、車とか自転車とか、
はたまたカヤックで湖から湖へ漕いで渡ったり
するらしいんですけど、いかんせんぼくらは徒歩なので、
3つか4つぐらいしか見れませんでした。
でも、充分満足出来た国立公園でしたけどね。
更にあるくと小さな町が。

この辺を歩いてたとき、
自転車ですれちがった男の人が、
「ハーイ!」と言ってくれてちょっと嬉しかったです。
なぜかっていうと、リトアニアに入ってから、
あまり人の優しさに触れられてなくて、
ちょっと、人はあんまりよくないのかな~リトアニアは…
なんて思ってたんです。
でも、自転車の男の人は挨拶してくれたし、
宿でも、隣のバンガローの人が、
「釣りはやったか?オレはこんなにデカイの3匹釣ったぜ!」
なんて自慢してきてくれたりして、
ちょっとほっとしたのでした。
初日はそんな感じで、プチトレッキングしました。
野いちごもこんなに食べれたし!

なかなかイイ感じです。
ちなみに、一度宿に戻って、
それから歩いてイグナリナの町のスーパーまで行って、
ビールとか買って、また歩いて宿まで戻りました。
けっこうな距離を歩きましたです。
1泊目はバンガローに泊まって、
翌朝、湖畔で朝食をとったりなんかしてみました。

朝は晴れてて、湖畔も奇麗でした。

このカモメが、ずーっとぼくらの朝ごはんをねらってました。
一度、2人とも食料のそばを離れちゃった時に急襲をうけて、
あやうくパンを盗られそうになりました。笑
朝ごはんの後、チェックアウト。
2泊目は、
イグナリナにユースホステルがあるらしかったので、
そっちに移動してみます。
この時は、荷物もあったし、
おとなしくバスでイグナリナへ。
バスは1人1.5リタス(約50円)、10分ぐらいで着きます。
バス停車場から歩いてユースへ。
ところが、その目当てのユースが閉まっていました!
がーん、どうしよう…と思ってたら、
その、ユースの建物はアパートか何かとの
併設施設だったみたいで、ベランダからこっちが困ってるのを
心配そうに見ててくれたおじさんたちのうちの1人が、
わざわざ下りてきてくれたんです。
この人は英語がしゃべれました。
そして、ユースの管理人に電話してくれたりして、
(それで閉まってるのがわかったのですが)
やっぱりシーズンオフで閉まってるから、
代わりの宿があっちにあるよ、
えーと場所は…
ていうか車で送って行こうか?
いいよいいよすぐだから。
なんて言って、
わざわざ車を出して、もうひとつの宿まで、
送ってくれたんです。
や、やさしすぎる。泣
そのやさしすぎるお兄さんが車で連れてってくれたのは、
(ほんとにすぐ近くでした)
なんと、市民プールみたいな、
サウナとプールの公共施設でした。

その中に宿泊施設もあって、
そこに泊まれると言うのです。
受付のおばさんに話をしてくれて、
2人で100リタスと言われたからぼくらが躊躇してると、
高すぎる?と聞いてくれて、
またどこかに電話をかけてくれて、
学生料金にしてくれちゃいました。
2人で70リタス(約2450円)。
お兄さんには本当に感謝です。
お礼を言って、ここに1泊しました。
部屋はめちゃめちゃキレイでした。
WIFIはないけど、シャワーとトイレも部屋についてて、
こちらもかなりキレイ。
泊まってるのはぼくらだけです。

なんだか面白いとこに泊まってしまいました。
昨日シャワーを浴びなかったので、
シャワーをあびて、ちょっと休憩。
そのあと、ひさしぶりににちこさんに
ぶーさんは髪を切ってもらいました。
キレイな部屋だと、申し訳ないけど
髪を切った後の掃除がしやすいので…。
ところが!
いつもは上手に切ってくれるにちこさんは、
このときはなぜか、ぶーさんの前髪っていうか、
おでこの上のほうだけ少し短くきりすぎて、
なんだか、髪がうすい人みたいに…。

まあ、別に気にしませんけどね。
散髪した後、
スーパーまで散歩です。

宿の周りの住宅です。

スーパーMAXIMA。
東欧ではあちこちにこのMAXIMAがあります。

ビールのビンを返すと、
0.5リタス戻ってきます。

イグナリナのちっちゃな市場をのぞいてみたり。
そんなこんなで2泊目は、
市民プールで1泊しました。
翌朝、ちょっと2人で相談して、
昨日ぜんぜん森に行けなかったので
もう1泊することに。
そしてスーパーで見つけた、
針と糸とオモリだけの釣り具セットを購入。
今日は、湖で釣りをしてみたいと思います。
竿は棒っきれです。
エサは、パンとハムの脂身。
イグナリナから少し歩くとある、
湖にまずは糸を垂らしてみました。

さあ、釣れるでしょうか?
なかなか釣れません。
ていうか、魚がいません。
昨日のバンガローの近くの湖には
小魚が見えたから釣りをしてみようと思ったんですけど、
パルーシャの近くの湖には魚が見当たりませんでした。

そして雨がふってきました…。
ちょっと諦めきれなかったので、
雨はふってたけど、また歩いてパルーシャ方面へ。
湖の脇の林道を歩いていると、
途中にまたイイ感じの場所がありました。

この森で、地元の人らしき女性2人が、
なにかを摘んでいるようにみえたのです。
それでにちこさんは、
自分でも探してみたのです。

摘んでいたのはキノコでした。
これ、ヴィリニュスの市場でも
売られているのを見かけたキノコでした。
きっと、料理して食べたら美味しいに違いない!
だけど、市民プールにはキッチンないし、
明日移動だし…。
残念。

でもこんな、地面いっぱいに苔むした森で、
キノコ狩りが出来ただけでも、充分でした。

この森も素晴らしかったです。
巨大なアり塚なんかもありましたけど。
そして、またテクテク歩いて、
昨日の湖に到着。
小魚が見えた桟橋から糸を垂らすと…

釣れました!
釣ったのはにちこさんです!
すごい。
エサはパンで、竿は棒です。
でも釣れるんですよ。
しかもまた釣れた!

2匹目もにちこさん。
ぶーさんは…

ボウズ(1匹も釣れないこと)でした。泣

でも、湖が凪いでて、
鏡のような湖面がキレイでした。
というわけで、
リトアニアの森と湖を満喫いたしました。
バルト三国は、評判ほどではなかったけど、
それでもそれなりに結構楽しかったです。
ただやっぱり、思ってたほど物価は安くはなかったです。
もう少し前だったら、もっと安かったんだろうなと思うと
少し残念。
次回は、バルト三国に別れを告げて、
ポーランドまで移動します。

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