
ペルー共和国/マチュピチュ村(2010年9月25日~9月26日)
いよいよマチュピチュへ!出発前は、この世界一周の旅の
クライマックスと考えていた場所へ!本当に来てしまいました!
※この記事は2010年9月現在の出来事・情報をもとにして書かれています。
さあ!ついに、マチュピチュへ。
まだ日本にいたころ、世界一周の計画をしていた時点では、
「この旅のクライマックス」とも考えていた、マチュピチュ。
いやー、長かった。でも本当に来ちゃいました。
ここに至るまで、いろんな国の世界遺産や、遺跡を
それなりに訪れ、その結論として、
(こんなことを言ってはなんですが)
「ぼくらは遺跡にあまり興味がない」笑
ということがわかってしまっていたのですが、
いやそれでも、マチュピチュは行くでしょ!
さすがに、行かないとまずいでしょ。
(実際、クスコでちょっと行くのめんどくさくなったとか内緒です)
というわけで、がんばってここまでやって来ました。
というわけで、当日の朝。
始発のバスに乗るため、起床はなんとAM4:30。
窓の外は雨…。
一瞬、二人ともこう思いました。
「…明日にする?」
いやいやいや、行こう!がんばろう!

雨の中、バス停へ急ぐと、
すでに始発待ちの長蛇の列が。

始発のバスは、AM5:30発。
けっこうな列でしたが、ぼくらはなんとか乗れました。
あり得なかったのは、ぼくらの前に並んでいた欧米人のひと。
なんと、チケットの期限切れで乗せてもらえず…。
可哀想すぎるけど、なんともはや。

バスは定刻に出発し、
マチュピチュ遺跡を発見したハイラム・ビンガム氏の名を冠する
ハイラム・ビンガム・ロードというくねくねの坂道を登っていきます。
20分ぐらいで、マチュピチュの入口へ到着。
マチュピチュ村から、マチュピチュ遺跡入口までは、
このバス1本で来れます。
上まで来ると、雨はほとんどやんでました。
よかった!

入口でまた行列に並びます。
ぼくらは前日にチケットを購入していたので、
入場待ちの列に並べていますが、チケット持ってない人は、
この列の前にさらにチケット買う列に並ばなくてはなりません。
ちなみに、マチュピチュでは1日の入場者人数制限があって、
1日=2000人までしか入れません。
ここまで来て最悪入れない人もいるのかも?です。
そして、マチュピチュの更に奥には、
ワイナピチュが待っています。
ワイナピチュへの入場は、更に厳しい人数制限があり、
こちらは1日たったの400人!(2回に分けて、1回=200人ずつ入場可能)
そのワクに入るために、わざわざ朝4:30に起きて、
始発のバスに乗って来なくてはならなかったのです。
列に並んでいると、
前の方から、ワイナピチュ登頂希望者のスタンプを押す人が!
「ワイナピチュ登る?」と聞かれて「YES!」と答えると、
チケットにスタンプを押してもらえます。

そのスタンプがコチラ。
…あれ? 10 A 11?(AM10:00の登頂という意味)
その少し後に、なんとAM7:00のスタンプを押す人が!やってきました。
えーっ!7時の方がよかったんじゃ?
と、思ってもあとの祭り。まあいいさ、登れるならば…。
しかしこれは、結果オーライでした。
(詳しくは次回)
さあ!いよいよ入場です。
行きましょう!マチュピチュツアースタートです。

入ってすぐはこんな感じ。
「見張り小屋」のあたり。
ここから、左手の方に進み、
少し高い位置の、マチュピチュの全貌が見渡せるスポットへ。

一気に、目の前の風景が、
おお、これぞマチュピチュ!
という感じに。

TVなどでよく見る、最もマチュピチュらしい風景が、
一望できるのがここ。
ほとんど一番最初に、この風景を拝めてしまいます。
まわりの人も記念撮影しまくりですが、
割と広い場所なので、あまり気にならず。
ぼくらも、近くにいた白人の方にお願いしてツーショット撮影。

ころころ変化する、マチュピチュの顔を、
思う存分堪能できます。

そして、
この撮影スポット、ふと後ろを振り向くと…、

アルパカが!
アルパカ大好きなにちこさん大興奮!です。
もう、マチュピチュそっちのけで、アルパカと戯れます。

にちこさん、さっきマチュピチュを眺めていた時より、
目が輝いているような…。

こうなってくるともう、
マチュピチュに来てるのか、
動物園に来てるのか、よくわかりませんが、
とにかくマチュピチュでは、気がすむまでたっぷりアルパカと
戯れることが出来る、ということです。
さて、いきなり脱線しましたが、
にちこさん的には満足度かなりUP!したようです。
ようやく先に進みます。
基本的に、ルートはおおむね1本道です。
さきほど、眺めた遺跡の全貌をぐるっとひとまわる出来ます。
入口からスタートして、全体を歩いて、
また入口に戻ってくることが出来ます。

マチュピチュは、都市遺跡を遠くから眺めるだけではなく、
実際にその中に入り、遺跡の建物の中や、
都市の道路を歩き回ることが出来ます。
あまり遺跡に興味のないぼくらが、
(ぶーさんは歴史にはすごく興味あるのですが)
やはりマチュピチュは伊達じゃない!
と思えたのは、いたるところに見られる、
石組技術(と言うのでしょうか?)のすごさでした。

いやもう非常にわかりやすいのです。
素人でもひと目でわかる、この、組みの技術のすごさ。
単純に「すげーなこりゃ」と思いました。
奥に石切り場もあったので、石はこの山の上で
切り出していたってことですよね。
マチュピチュは、15世紀のインカ帝国の遺跡らしいので、
日本でいえば、室町時代、足利氏。金閣寺とか銀閣寺とかの時代です。
そのころ、南米の山奥で、しかもこんな山の上で(標高は2500m)
こんな技術を駆使して、都市をつくるとか…。
遥かなる時代に、思いを馳せやすいですね。
このあたりの一連の建物は、
非常に見ごたえありました。

石組技術のすごさに目を奪われながら、
都市遺跡の中を歩いていきます。

眼下に、マチュピチュまで歩いて来た時に、
通ってきた、線路沿いの川が見えたり。
こちらは、インティワタナという、
マチュピチュ遺跡の最高所にある日時計。

手塚治虫先生の「三つ目がとおる」あたりで、
モチーフにされそうな遺跡ですね。
朝は雨だったのに、
午前中は、すごくいい天気に。
むしろ日差しと暑さで少しバテるぐらい。
遺跡は、
思っていたより、いろいろ見るべきところがあり、
それなりに楽しく見学。
おおよそ半分をまわって、
入口から一番離れた、奥の方へ。

そして、ここから、
もうひとつのメインイベント。
ワイナピチュ登頂!です。

というわけで次回へ。
つづく