
マレーシア/クアラルンプール(2009年12月10日~15日)
写真は、ジョホール・バルの、ラーキン・バスターミナルで勝ち取った、
28リンギット(約775円)のバスチケットです。
マレー半島最南端のシンガポールを後にして、
これからしばらくは、マレーシア経由~タイのバンコクまで、
マレー半島縦断の旅です。
移動方法はバス。
まずは、シンガポールのクイーン・ストリート・バスターミナルから、
シンガポール~マレーシア間の国境越えをして、
マレーシアのジョホール・バルまで。

クイーン・ストリート・バスターミナルは、ブギス駅から徒歩で行けます。
ジョホール・バルまでは、1人S$2.4(約150円)。
バスは、15分おきに(客席がある程度埋まり次第)出発しているようです。
事前情報だと、ジョホール・バルまで、約1時間。
僕らは、(後で書きますが)いろいろあって2時間ぐらいかかりました。
ちなみに、ターミナル入り口に、2軒のバス会社のチケット売場があります。
黄色いバス会社と、赤いバス会社です。
僕らは黄色いほうに乗ったのですが、赤いほうが良いかもしれません。
値段は、どちらも一緒です。
さて、黄色いほうに乗った僕らは、、、

乗って10分と走らずに、なんと、バスのクラッチが故障!
バスは道の真ん中でストップ。乗客全員、降ろされます。
降ろされた僕らは、後続の同じ会社のバスに、
数回に分かれて、拾ってもらいました。
これは、多分、シンガポールではあまりないことだと思うので、
フツウは、スムーズに国境までバスで行けると思います。
20分も走ると、国境へ到着します。
国境越えのプロセスは、こんな感じ。
1、シンガポール側国境で一旦バスを下車。
徒歩でイミグレーション施設へ。出国審査を経て、再びバスへ。
(以後、すべて同様だが、自分の乗っていたバスが行ってしまっても、
同じ会社のバスならどれにでも乗車可能。※レシートをなくさないように!)
2、バスに乗って国境を越える。マレーシア側国境へ。
3、もう一度バスを下車。マレーシアのイミグレ施設へ。
入国カードを記入し、入国審査、荷物チェック。
ここで、バスを降りることも可能。僕らは、再びバスへ。
4、ジョホール・バル行きのバスの終点、ラーキン・バスターミナルへ到着。
という感じで、
3カ国目のマレーシアへ入りました。
この、ラーキン・バスターミナル、なかなか活気がありました。
バスが到着するや否や、次のバスへの客引き兄ちゃんたちが、
出口へ駆け寄ってきます。降りる客ごとに「どこへ行くんだ」と声をかけています。

僕らにももちろん群がりますが、とりあえず相手にせず、ターミナルの中へ。
まずは、両替したかったので、MONEY CHANGERで両替。
(ここのレートは良くないので最低限にしたほうが良い)
その後、クアラルンプール行きのチケットを物色。
着いてすぐは、ここのシステムがよくわからなかったのですが、
どうやら、色んなバス会社のカウンターがあって、
そのカウンターから派遣された、客引きの兄ちゃんがターミナル中を奔走し、
熾烈な客取り合戦を展開している、ということみたいです。
僕らは、ターミナルの中の、カウンターで、
クアラルンプール行きは幾らか?と聞いて廻りました。
「31!Same Price!(どこも同じだよ!)」と、言っています。
僕らには、2社のカウンターのおっちゃんが寄ってきました。
ちなみに僕らの事前情報だと、RM25でしたので、
(それは実は2006年の情報でした)
僕らは渋っていました。
一方の会社は、RM31を譲りませんが、
もう一方の会社は、紙に「(2人で)59」と書いてみせて、
ディスカウントしてきました。さあ、戦闘開始です。
僕ら 「モアディスカウント!」(もっと安くしてよ!)
おっちゃん達 「ノー!ラストプライス」(これ以上は無理だ)
僕ら「本当に~?」(自分達を指差して) 「25と25はどう??」
おっちゃん達 「ノーッ!ラストイヤー!」(そんなの去年の価格だ!)
(おっちゃん達の横にいた奥さんが笑っていたので、本当なんだろうなと思う)
僕ら 「それじゃ2人で、56!」
このへんで、おっちゃん達 は、もういいから、ついて来いといった感じで、
先にたって歩き始め、僕らは渋りつつ着いていきます。
おっちゃん達は、着いてきてるか振り返りつつ、ターミナルの外へ。
殴り書きするように、チケット兼領収書を書き、
僕らは、RM60を渡すと、おっちゃんは、RM4のオツリ。
結局、2人でRM62だったのを、僕らの交渉したRM56にしてくれました。

ジョホール・バルから、クアラルンプールまでは、
この長距離バスで、(何度か休憩しつつ)5時間半ぐらい。
出発したのは14:30でした。

バスの座席は、古くてボロっちいものの、
VIPシートっぽい、一人がけの大きなソファー席です。
マレーシアの道路は、舗装状態も問題なく、
今回の旅における、初の長距離バス移動は、ヨユウでした。

クアラルンプールの、プドゥラヤ・バスステーションに到着したのは、
日も暮れて、20:00頃でした。
ここでも、まずは宿探しです。
目星をつけていた、バスステーション向かい側の、
プドゥ・ホステルが、WでRM50と高かったので、
さあ次だと、道端で歩き方をひろげた瞬間、
「ウェアアユウゴーイング!?」と、おばちゃんに突然声をかけられ、
「チャイナタウン」と」言うと、「フォロミー!」(ついて来い)と言います。
あまり困ってはいなかったのですが、
親切は無下に出来ませんので、連れていってもらうことに。
バックパックを背負いながら、おばちゃんの早歩きについていくのは大変でしたが、
このおばちゃんが、「この店美味しいよ」と教えてくれた屋台が、
本当に美味しかったという、素晴らしい情報ももらえました。
おばちゃんありがとう!
バリでも、シンガポールでも、
事前情報よりも、安宿の相場が上がっていましたが、
マレーシアも同様でした。
数軒まわって、どこもWルームは、RM45~55という相場です。
困ったなあと思っていたところ、客引きでチラシを配っていた、
oasis という安宿は、WでRM30だというので、案内してもらい、
とりあえず、ここでいいかなと、まずは1泊決めました。
クアラルンプールでは、結局6泊しますが、
ずっと、このoasisに泊まり続けました。
安かったし、特に問題もなかったので。

この、oasis は、パッカーの溜まり場なので、
特に一人旅の人には、居心地よさげな安宿です。
宿の売り文句にはないのだけど、
WiFiが飛んでいて、(レセプションに近いほど電波強し)
ここに宿泊してる間は、ずーっとネットやり放題。
とても助かりました。
クアラルンプールは、
予想外に居心地がよく、ごはんも美味しくて、
なかなか僕らにフィットする町でした。

ブログランキング投票1日1回クリックご協力お願いします!