
ベトナム/ホーチミン・シティ(2010年1月29日~2月1日)
今回、残念ながら、ベトナムのめんどくささを知ってしまいました。
更に、まさかの旧正月!前途多難なベトナムツアーの始まりです。
グチは、最初に言ってしまいます。
1ヶ月間滞在した結果、
ベトナムは、ぼくらにとって、
とても印象の悪い国になってしまいました。
あくまでも、ぼくらにとってであって、
ベトナムを旅する人、みんなが、そう思うかどうかは、わかりません。
それぞれのスタンスで、印象は違ってくると思います。
また、短い滞在期間で、
こういう悪口を言ってよいものか、迷いました。
でも、1ヶ月滞在して、それなりにいろんなケースに出会ったと思いますし、
ぼくらは、確実に感じたことなので、隠さず、書いてしまおうと思います。
ベトナムでは、外国人はボラれます。
以前は、外国人料金が存在した国ですし、
(その方がまだよかったかもしれない)
ボラれても、日本の金銭感覚でいえば、
たいした額ではないので、それはいいのです。
ただ、その慣習が排他的に感じました。
金額の問題ではなく、
隣で同じものを食べてるベトナム人とは、
同じ値段で食べさせない、それが当たり前、
という習慣が、いちいち友好的じゃない雰囲気を作り、
悲しくさせられました。
そして、その回数が、ちょっと多すぎたのです。
その結果、残念ながら、ボルことで、
外国人をよそ者扱いしてしまっているのが、
ベトナムという国、という気がしてしまいました。
もちろん、
全ての人がそうだったわけではありません。
フレンドリーに接してくれた人もいましたし、
現地価格で食べれた店もありましたし、良い人もいました。
せっかくですから、
ぼくらも、できるかぎりベトナムを楽しむようにしました。
それでもやっぱり、ベトナムは、
ぼくらにとって、東南アジアで一番印象の悪い国に、
なってしまったのです。
外国人との接し方は、
その国によっていろいろあると思います。
経済状況や、いろんな事情があると思います。
でも、ほかの東南アジアの国では、
ベトナムで受けた印象を、感じなかったのです。
そりゃ、みんな生活がかかってるでしょうが、
それは、カンボジアだって、タイだって、同じです。
でも、明らかにベトナムは違いました。
今回、ぼくらは東南アジアのいろんな国を、
一度に周っているので、日本と比べるだけでなく、
ほかの東南アジアの国とも比べてしまいます。
昨日までいた国と、今日の国での印象が違うと、
なんでだろう?と考えます。
たぶん、ベトナムより貧しいであろうカンボジアでは、
そんな印象は受けなかったことを考えると、
ベトナムは良くないよなあと、
思ってしまうのでした。
短期の観光ツアーだったら、
ベトナムを、楽しく旅行できただろうな、と思います。
滞在が短ければ、状況に気づかないうちに帰国できるからです。
実際、ぼくらも3年前、ツアーでホーチミンに来たときは、
とても楽しく、ベトナム最高!と思って帰国したのですから。
だからほんとは、
ベトナムをとても楽しみにしていたのです。
グチってすいません。
グチは以上にして、本編でグチは(あまり)書きません。
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さて、プノンペンからホーチミン・シティには、
キャピトルゲストハウスで予約した、朝8時発の国際バスで行きました。
1人$10。ユキとコウも一緒です。

ベトナムのイミグレでは、
1人ずつ名前を呼ばれて通過。
約6時間で、ホーチミン・シティの、
デタム通りに到着します。
まずは、宿探しです。
デタム通りのほうれん荘は閉まってました。
客引きのオバチャンについて、2軒周りましたが、
デタム通りの宿は、よくありませんでした。

ユキの持っていた歩き方を参考に、
皆で、五行廟というエリアへ移動。
そこで、ダブルで$10、トイレ・シャワー付、
という部屋をみつけて、そこに決定。
この宿は、WIFIもつながりました。
ベトナムは、トイレ・シャワー共同といった宿が少なく、
その分、安宿の相場もタイなどに比べて高いです。
この宿探しの最中に、
ユキ&コウと、はぐれてしまいました。
でも、あの二人とは縁があるので、
そのうちまた会うはずです。
ホーチミン・シティは、以前ツアーで来た
3年前と、ほとんど変わっていませんでした。

なんだかんだ最初の方で書きましたが、
それでもそれなりに、ぼくらはぼくらで、
ホーチミン・シティを楽しみました。
以下、つらつらと、
ホーチミン・シティ滞在記です。
●観光スレしてしまった、ベンタイン市場。
3年前に一番楽しかったのは、ベンタイン市場でした。
しかし、市場へ行ってみると、どうも様子が違います。

市場の食堂エリアでは、
英語のメニューを持った客引きが、
わらわらと観光客に群がっていて、
それに、観光客が異常にたくさんいます。
もはや市場ではなく、
観光スポットと化してしまったようです。
ダメだこりゃと、即刻退散しました。
夜になると、ベンタイン市場の周りに並ぶ屋台も、
3年前より値上がりしてる気がして、今回はスルーです。
●ビンタイ市場は面白い!
ベンタイン市場がダメだったので、
前回、行かなかった、チョロン地区のビンタイ市場へ
足をのばしました。

ビンタイ市場には、デタム通りを抜けた、
チャンフンダオ通り沿いのバス停から、
1番の路線バスに乗って行けます。
バス料金は、意外にもボラれず、1乗り3000ドン(約15円)。

こっちは面白かったです。
がっかり続きのベトナムで、
面白い市場に来れて、ホッとしました。

食堂エリアもあって、ベトナム料理を堪能です。
バインセオ(20000ドン/約100円)と、フォー(20000ドン/約100円)。
どちらも美味しかったです。
●小さな市場。
もう1つ、タイビン市場という、
小さな市場にも、何度か行きました。

小さくても、食堂が何軒かあって、
なかなか楽しめました。
この記事のトップ画像のバインセオは、
この市場で食べたものです。
●超オススメの、チェー屋さん!
ベトナムの歩き方を持ってなかったので、
デタム通りの古本屋で値切って、昨年版を$5で購入。
その、歩き方に載っていた、
ブイチスアンという老舗のチェー屋さんへ行きました。

ここが最高でした!
今回食べたチェーの中では、ベスト。
ちなみに、ぼくらのイメージする、
いわゆるチェーは、北部では、ほとんどみられなかったので、
チェーを食べるなら、ホーチミン・シティが一番かもしれません。

ソイ・ガー・ドゥイや、ビー・クォンなど、
種類は少ないけど食事もあります。
こちらも美味しかったです。
●なつかしの、国営デパート。
ベンタイン市場から、ドンコイ通りへ向かう、
その途中にある、国営百貨店。

その2階にあるスーパーに、
3年前の滞在中も、毎日のように通いました。
スーパーは、値札があるので安心です。
また、ベトナムでスーパーといえば、COOPマートです。

ここも、3年前にも来たなあ。
●ベトナムのファミマ。
カンボジアの宿のTVの、NHK WORLDで、
ちょうど、ベトナムにファミリーマートが進出、
というニュースを見たのですが、
タイムリーなことに、五行廟の宿の近くに、
OPENしたての、ファミマがありました。

ファミマは、子供に大人気でした。
みんな、カップラーメンを買って、お湯を入れて、
ファストフード店のように、店内で食べていました。
●ドンコイ通りの、OL駄菓子。
これも、なかなかオススメです。
レロイ通りから、ドンコイ通りを、
サイゴン大教会のほうへ左折します。
夕方の5時から6時にかけて、
その辺りに、休憩時間で外に出てくる、
OLさん目当ての駄菓子屋が出没します。

この、駄菓子というか、軽食が絶品でした。

ココナツで炊いたムラサキの米と、豆などを巻いたものです。
この自転車の店は、どれも美味しかったです。

肉と野菜とソバの軽食。シンプルだけど美味しい。
翌日のマカロニも美味しいんです。
また、面白かったのですが、
この軽食屋さんたちが、警察を気にして、
しょっちゅう逃げるので、売る方と買う方が、
追っかけ合いになっていました。
●中央郵便局。
OL駄菓子目当てで、ドンコイ通りへ行ったついでに、
サイゴン大教会となりの、中央郵便局をのぞいてみました。

写真だと広く見えますが、実際は意外とこじんまりしてます。

さらについでに、
自分達宛に、ハガキを出してみたり。
(これ、届いたのかなあ)
ちなみに、この郵便局の窓口は、
対応がとてもよくなかったです。
●東野と岡村のフェリー。
にちこさんは、東野ファンです。
ただし、「歌スタ!」司会のとき限定の東野ファン。
(むずかしいところですが)
で、東野とナイナイ岡村が、
2人で外国を旅をする番組を以前観たのですが、
そのベトナム編で、フェリー乗っていたのです。
その、フェリーに乗りました。

サイゴン川の渡し舟です。
料金はボラれず、1人500ドン。
なんと、2人で5円です。
こういうのは楽しい。
渡しフェリーはしっかりした船でしたが、
いかんせん、川幅がそれほどあるわけではないので、
すぐ着きます。

その番組で、東野が「何もないじゃないですか」と、
言っていた通り、対岸には特に何もありません。

それでも、それなりにプラプラして、
帰りもフェリーで戻りました。
サイゴン川の東野ツアー。
楽しかったです。
●これだけは食べてほしい、絶品バイン・ミー!
ホーチミンを発つ夜、バスの車内で食べようと、
歩き方に載っていた、バイン・ミー屋さんへ
バイン・ミーを買いに行きました。
夜のバスの、暗い車内で食べたので、
残念ながら写真がないのですが、
これがもう、絶品でした!

ホーチミン・シティを訪れたなら、
これだけは食べてほしい逸品です。
2種類食べたのですが、
1つは、ノーマルのバイン・ミーで、
1つは、ケバブ風。各15000ドン(約75円)。
どちらも絶品!
パリパリの自家製フランスパンに、
自家製ハム、自家製パテです。
美味しかったなあ。
●ほかに食べたもの。
ほかにも、いろいろ食べました!

ベンタイン市場近くの、角にある人気の路上食堂で、
具だくさんの美味しい麺を食べました。

路上で売られていた、豆腐スイーツ。
これも美味しかったです。
そんな感じで、
なんだかんだ言いながらも、
それなりにホーチミン・シティを楽しみました。
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さて、ぼくらは、
ホーチミン・シティをスタート地点として、
首都ハノイまで、各地を巡りながら、
ベトナムを北上、縦断する予定でいました。
ベトナムは、南北に細長い国なので、
主要な観光地のほとんどが、一直線上にあります。
そのため、便利なオープン・ツアー・バスチケット、
というものが存在し、行きたい観光地を、
好きな日程で、順番に周遊できるバスチケットがあるのです。
ぼくらも、そのオープン・ツアー・バスチケットを購入すべく、
(シンカフェ改め)シンツーリストへ行きました。
ここで、大問題が発生します!
ガビーン。

シンツーリストに申し込みに行くと、
「オープンツアーは、組めない」
と言うではありませんか。
エェ~ッ!ナゼ!?と、話を聞くと、
なんとまさかの旧正月です。
その日が、旧正月の2週間ちょっと前で、
旧正月前後の1週間は、ベトナムは、
全国民的に休みになり、そういう時期なので、
オープン・ツアーが組めない、ということでした。
これは、参りました。
オープンは無理だけど、フィックス(移動日を全て決めておく)なら
組めるということだったので、プランをイチから考え直し、
翌日、ベトナムの全行程のバスをフィックスで購入しました。
もちろん、オープンより割高です。
のんびり1ヶ月、ベトナム各地を周遊するはずが、
旧正月直前までの10日間で、ハノイまで駆け抜け、
思い切って、サパで旧正月を迎える、
というプランに変更しました。
前途多難な、
ベトナムツアーの始まりです。
そんな中、ユキ&コウの二人とも再会しました。
ユキとコウも、ベトナムに違和感を感じてしまっていて、
ユキは、ベトナム観光を中止し、バンコクへ戻ることにしていました。
メコン川ツアーに行った二人から、
定番のお土産、ココナツキャンデーもらいました。

最後に、一緒に夕食。
出発の夜。
宿をチェックアウトして、
夜行バスに乗るために、シンツーリストで待っていると、
ユキとコウが、またもや見送りに来てくれました。

バスの時間も、教えてなかったのに。
嬉しいことをしてくれるものです。
これで二人とも、ほんとにお別れ。
ぼくらは、寝台バスに乗って、
ニャチャンへ向かいます。

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