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小さな世界一周

夫婦で世界一周!ぶー&にちこです。長らく中断していましたがブログ再開しました!☆6年前(2010)に旅した世界一周の記録です。

ベトナムその8:バックハーの花モン族市場。

ばっくはーとっぷ4

ベトナム/ラオカイ(2010年2月20日~2月22日)
※2010年2月21日に、バックハー日帰り。


日曜日に、大勢の花モン族が集まるという
バックハーの市場へ。日帰りで行ってきました。





サパから、ラオカイの町へ降りてきたぼくらは、
もう1箇所、バックハーという小さな村へ行くつもりでいました。

バックハーは、ラオカイから乗合バスで、
2時間程度で行ける、小さな村です。

この村の市場に、日曜日だけ、
花モン族という、非常にカラフルな民族衣装を着た
民族さん達が集まるそうなのです。




サパから、ラオカイに着いて、
まず、ハノイまで戻る切符を買いました。

駅の切符売場は行列です。大変そうです。
しかし切符を買うには、ここに並ぶしかありません。

ラオカイ駅で切符購入

戦いは、40分に及びました。
ベトナム人は割り込み無用です。
両手で、列の左右をガードし、前後の人に
ぴったりくっついて防御を固めます。
窓口付近には、割込み監視のための駅員がいますが、
その駅員にワイロを渡して割り込むおじいちゃんとか
もいるので、なかなか列は進みません。

更に、ダフ屋もいます。
にちこさんは、待ってる間ひまつぶしに、
ダフ屋の元締おばちゃん観察をしてたそうです。

ようやく、順番がまわって来ましたが、
希望の21日(日)のチケットは買えず、
22日(月)のハードシートを購入。1人102000ドン(約510円)。

この日は金曜日で、
日曜日にバックハーへ行くとすると、
そのチケットを買うしかなかったのです。

おかげで、ラオカイに
3泊もしなくてはならなくなりました。




ぼくらは、ラオカイに3泊しましたが、最悪でした。

この町は、サパとラオカイに行くための経由点であり、
中国との国境(中国側は河口という町)でもある町です。

町自体にみどころはなく、
観光客も素通りするだけの町なのですが、
そのためか、町の人たちの観光スレがすごくて、
辟易しました。

もはや詳細は控えますが、
サパやバックハーに訪れる際は、
ラオカイには、泊まらないことをオススメします。




バックハーへ行く朝。
AM5:30に宿を出て、歩き方('08~'09)に載っていた、
バックハーへのバスが出るはずのバス乗場へ。
コックレウ橋をコックレウ地区側へ渡った橋のたもとです。

しかし、そこは真っ暗で、バスが来る気配はありません。
こりゃどうも違うぞと、モトバイのおっちゃんに、
訊ねると、駅のほうを指差します。

バスは駅から出てるのか…?
しかし、駅まで移動すると20分近くロスします。
バスは6:30発のはずで、すでに6:00。

困ったぼくらは、賭けに出ます。
橋の反対側(ラオカイ側)へ戻り、
その橋のたもとで、バスを待ち伏せすることに。

ここなら、駅から出る場合でも、
歩き方のバス乗場の場合でも、
ここをバスが通過するはずなのです。たぶん。方角的に。

待っていると、
何台か、乗合バスが通過します。
その都度、必死に、「バックハー!?」と聞いていると、
やがて、「後から来るよ」的に、後ろを指差す人がいました。

もうしばらく待っていると、
フロントガラスに、「BACHA」と大きく書かれたバスが!
よかった~!1人50000ドン(約250円)だというので、乗り込みます。

バックハーへの乗合バス

乗合バスに揺られて、約2時間。
なんとか、バックハーへ来ることが出来ました。




バスを降りてすぐのところに、
美味しそうな麺の屋台が。

ほっとしてお腹がへっていたので、
まずは、朝ごはんです。

そばっぽいフォー

見た目フォーっぽいですが、
フォーの麺ではなく、少し蕎麦っぽい麺でした。
スープは味の素ですが、久々のフォーではない麺は、
とても美味しかったです。1杯10000ドン(約50円)。




おなかもふくれて、
ようやく、バックハーの市場散策へ。

といっても、バスを降りたすぐそこが、もう市場です。

市場は、花モン族さんでいっぱいでした。


花モン1


花モン2


花モン3


花モン4


市場はどこもこんな感じなので、
にちこさんは興奮気味でした。

それにしても、
花モン族さんたちの衣装は、ものすごいです。

旧正月なので、綺麗に着飾っているのでしょうが、
モン族同様、この人たちは、日常的にこの衣装を着ているのです。

狂気の沙汰


どうしてまた、花モン族は、
衣装が、こうまでド派手になってしまったのか?
どうして?美しさを求める女の性なのか?
もはや狂気の沙汰だよねぇ、
おばあちゃんもこの格好だし…、
それにしても重そうだねぇ…。
などと、勝手なことを話しながら散策。




市場の中にも、食堂がありました。

高菜肉フォー コピー

高菜と肉入りのフォー(20000ドン、約100円)で、昼ごはん。
これも美味しかった!です。
花モンの人たちと一緒に食べれるのも格別です。

こんなに美味しいものがあるなら、
日曜日だけじゃなくて、
ずっとバックハーに泊まっていればよかった!
と、激しく後悔。




そして、市場は、
花モングッズのお土産天国でもありました!

「花モン系はバックハーまでガマン」
してきたにちこさんは、完全にスパーク。

バックハーお土産

悩みに悩んで、
子供服(スカートとエプロン)や、大人サイズのエプロン2枚、
チェック布数枚、カバンにポーチ2個を購入。
にちこさん大満足!
帰りのバスの時間ギリギリまで買い物しました。




お土産を物色していて、
あることに気づきます。

市場でお土産用に売られている、
花モン族の衣装は、着古されたものや、
それをリメイクしたもので、手縫い刺繍のものが多いのですが、
市場にいる、花モンさん達が着ている衣装は、
刺繍ではなく、テープやビーズで装飾された、
既製品っぽいものが多いのです。

実際、市場では、既製品の花モン族衣装が売られていて、
花モンさんがそれを買ったりしていました。

若い女の子達には、
ジャラジャラビーズ系が人気のようでした。

ジャラジャラビーズ系

昔は、100%手縫い刺繍で、
おそらく、何年もかけて、素晴らしい衣装を、
創り上げていたのだと思います。

古い衣装を見ると、
ほんとに細かな刺繍が、膨大な面積に施されていて、
そのクオリティの高さに仰天します。

細かい刺繍

まあしかし、
これだけの刺繍は、確かにどう考えても
ものすごい時間と労力がかかるでしょうから、
そうなっていくのは、仕方ないことなのかも知れません。

でも、現代の衣装が、既製品ばかりになってしまうとすると、
やがて、手縫い刺繍衣装の花モン族は、
見られなくなってしまうような…、
それも、それほど先のことではないような…、
そんな心配をしてしまいます。

サパのモン族さん達は、
そういう意味では、貴重な存在なのかもしれないと、
バックハーに来て、思いました。




ラオカイへ戻る乗合バスは、
13:00発でした。

朝、バックハー到着時に、
運転手に聞いておいたのが、
13:00だったのですが、
もう少し遅くても出てたような気もします。

ただ、遅くなりすぎると、
チャーターになってしまうらしかったので、
13:00発のバスで、バックハーを後にしました。

ベトナムはもう充分ですが、
サパと同じく、バックハーも、
いつかもう一度来てみたい場所でした。

次回は、ラオカイではなくバックハーに泊まって、
もっと満喫したいと思います。

山岳少数民族をたずねた、
サパとバックハーへの旅はこれでおしまいです。




月曜日、18:00過ぎまで駅で待ち、
ハノイ行きの夜行へ乗り込みました。

ぼくらの乗った、ハードシートは、
ほんとに、スーパーハードシートでした。
ただの木のベンチ。

超スーパーハードシート

更に、周りの席の、
欧米人グループが夜中まで騒ぐので、
ほとんど寝られないまま、ハノイまで。




ハノイに戻ったぼくらは、
行こうか行くまいか、ずっと悩んだものの、
結局行くことにした、ハロン湾ツアーへ行ってみます。




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  1. 2010/05/23(日) 06:53:27|
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