小さな世界一周

夫婦で世界一周!ぶー&にちこです。長らく中断していましたがブログ再開しました!☆6年前(2010)に旅した世界一周の記録です。

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永定→貴陽:中国、鉄道の旅。

中国鉄道トップ

中国/永定→貴陽(2010年3月4日~3月6日)

永定から貴陽へ鉄道で超長時間移動をした時の話、他。
中国、鉄道の旅のススメです。





土楼を後にしたぼくらは、
予定していた桂林へは行かないことにしました。

桂林は多分、おもいっきり観光地でしょうし、
ハロン湾の例もありますし、移動中に奇岩は結構見ましたし。
また真面目に観光してもアレかなぁ…と思い、やめました。

代わりに、貴陽という街へ立ち寄ることにしました。
次に目指すは、成都なのですが、
その途中の貴陽には、広州などではすでに見られない、
屋台がまだあると、歩き方に書いてあったので。
つまり、「食」目当てです。

ていうか、成都までは一気に行ける距離でもないので、
どこかしらに、立ち寄る必要もあったのです。
ただし、貴陽までも一気に行けません。
永定から、とりあえず広州に移動します。




まずは、土楼からバスで龍岩へ。
龍岩バスターミナル


龍岩のバスターミナルから、往路と同様、
三輪で龍岩火車站まで移動します。


龍岩駅外観

龍岩火車站です。
スーパーロボット系秘密基地の、
ナントカ研究所のような外観です。

駅構内に入る際に、ここでもX線の荷物検査があります。

龍岩駅内部

龍岩到着時に購入してあった、
広州東站行きの、K299次、硬座は、21:57発だったので、
そのまま駅構内の待合室で、ひたすら待ちます。



龍岩広州東切符

中国の鉄道の切符はこんな感じです。
駅名などは、いわゆる漢字ではなく、
中国で通常使われる、「簡体字」で表記されています。
新空調硬座とある場合、エアコン付きの車両で、
硬座といえど、席はソフトシートです。
1人104元(約1350円)。価格の左に¥とありますが、
元は中国語では、ユエンと発音するので、
略表記も日本の円と同じ「¥」なんだそうです。

龍岩から広州東までの電車は、大混雑で、
ぼくらは荷物の置き場所取り合い合戦に負けました。
バックパックを網棚の上に上げられず、
そのまま8時間、寝るに寝られず、広州へ。




翌朝9時頃、広州東站に到着。
着いてすぐに、長距離列車切符売場へ。

貴陽行き発見

広州東站から貴陽へ行く電車も出ていました。
しかも、夕方発の夜行もあるようです。
結構クタクタだったのですが、何を思ったか、
ぼくらはこの日の夕方発、貴陽行きの切符を買ってしまいました。
17:49発、1224次、硬座、1人88元(約1140円)。

広州貴陽切符


徹夜明けでアドレナリンが出ていたのでしょうか。
1泊すれば良さそうなものを、
「広州は宿が高いから、ここはがんばるぞー!オー!」
と、そんなノリでした。

土楼をバスで出たのが、3月4日の14:30です。
龍岩を電車で出発したのが、3月4日の21:57で、
翌朝3月5日の7:00時頃広州に着き(ここまでで、計約17時間)、
同日の17:49発の列車で貴陽へ。
貴陽着は、なんと翌3月6日の、夕方16:00。
とどめに、22時間の鉄道移動をするわけです。
広州での休憩を挟みつつも、無泊で約2日、
合計約50時間の移動です。
バカですね。




しかし元気なことに、
広州では、駅の荷物預かり所に荷物を預け、
上下九路へ繰り出し、色々食べたりしました。
(その時食べたものも広州編に含まれております。)




出発3時間前、荷物を受け取って、待合室へ。
売店で中国鉄道の時刻表(ミニ版、7元約90円)を買いました。

いつものように、30分前頃に列が出来て並び、
ホームへ移動し、自分の車両を探し、乗り込みます。
無事、荷物の置き場所も確保できました。
今回は硬座で、ソフトシートではなくビニール張りの席でした。




荷物を網棚に上げて、一息つくと、
向かいの席の夫婦が、中国語で話しかけて来ました。

中国の人は、日本人を見分けられないらしく、
しょっちゅう中国語で話しかけられるのです。
解らないから書いてくれとメモを渡すと、そのまま筆談になりました。

貴陽行き鉄道の夫婦

名前や年齢を教え合ったり、たわいもないことを、
結構長い時間、筆談してました。
夫婦は、ものすごくいい人達でした。


ぼくは、正直、中国ではそれなりの反日感情を覚悟していました。
この時もまだ、「ぼくらは日本人です」と打ち明ける瞬間は、
どういう反応が来てもしょうがないと、覚悟をし、
「我是日本人」と書いて見せていました。

しかし、この夫婦はもちろん、どの人からも、
ガイドブックに書いてあるような反日感情を受けることは、
一度としてありませんでした。

ああ日本人か、だから言葉がわかんないのね~
と、ほっとするような、拍子抜けするような、そんな反応ばかりです。

それどころか、皆ほんとに優しくて、とてもとても親切でした。
ぼくらはこの先、中国人の「人の良さ」に何度も感動させられ、
何度も心打たれることになるのです。

筆談の中で、あなた達は日本をどう思うか?
と、聞かれ(たように思い)ました。
今思えば、たぶん違うことを聞かれたのですが、
その時は、そう聞かれたように思ったのです。

歩き方の簡単な中国語講座のページを参考にして、
ぼくらは、こう返しました。

貴陽行き鉄道の夫婦メモ

(私は日本が好きです。私は中国も好きです。)

夫婦は、ぼくらが書いたメモを見せ合って、
「日本が好きで、中国も好きです、だって!」
と、ささやき合い、ぼくらに向かってにっこり笑ってくれました。

向かい合った席の間にあった緊張の壁が、
ふわ~っと消えた気がしました。

ああもう、反日感情なんてどこ吹く風じゃないか!
ぼくらは心から、中国に来て良かったと思いました。

夫婦は、故郷へ行って来た帰りだったようなのですが、
袋からごそごそと、その故郷のお菓子を一箱取り出し、
ぼくらにくれました。

更に、中国人の旅のお供の定番、
落花生と、ヒマワリの種と、南瓜の種を広げ、
「食べて食べて!」と、ぼくらが食べる分を、
どんどん剥いてくれるのでした。

貴陽行き鉄道の夫婦2

旦那さんの方は途中で寝てしまいましたが、
奥さんの方は、ひたすら種を剥き続けてくれました。
かなり時間をかけて、一心不乱に剥き続け、
ひととおり剥き終わった途端、そのままコテンと、
奥さんも寝てしまいました。

その後、僕らも寝ましたが、
深夜1時頃に着いた駅で、
夫婦は、「じゃあね!」と、降りて行きました。

貴陽行き鉄道の夫婦3

なんとも素朴な感動を貰ってしまった、
鉄道での夫婦との出会いでした。





ちょっと話はそれますが、
中国は、都市部以外では、
いまだに外国人は珍しい存在だったりします。

東南アジアと違い、
中国では欧米人観光客を、ほとんどみかけません。
(中国南部は、都市部と雲南省以外は皆無でした)

東南アジアは、英語が通じるので、
欧米人にとって観光しやすいのだと思います。
しかし中国は、英語が全く通じない上に(How much?も通じません)、
欧米人はビザも取りづらいので、気軽に観光出来る国ではないようです。

日本人バックパッカーも、少ないように思いました。
東南アジアにはみんな行くのですけどね。
これも西欧の影響のひとつでしょうか。

しかし中国は、「漢字で筆談」出来る唯一の国です。
英語も中国語も喋れなくてもコミュニケーションが可能という、
日本人だけの特権があるのにもったいない。

中国の旅のススメです。

欧米人には真似できない旅が、
中国なら出来ますよ~。




夜が明けて、
今度は、隣の席のおじさんに話しかけられました。

何か言われても、また解らないので、
ここに書いてと、メモとペンを差し出すと、
「まあ、隣に座れよ!」と、これまたなんともフレンドリーでした。

隣に座って、またしばらく筆談しました。

筆談チンピラおじさん

おじさんは、若干チンピラな風貌でしたが、
旅好きな人らしく、自分の中国鉄道路線図を見せてくれたり、
地球の歩き方を興味深げに見ていました。




車窓は、どこまでも続く、
菜の花の段々畑でした。

菜の花車窓

広州を出てから、ずっと菜の花畑でしたが、
夜が明けてもまだ菜の花畑でした。

菜の花畑はこの路線に限りません。
他の電車に乗っても、バスに乗っても、
どこもかしこも菜の花畑でした。
中国の畑の、尋常じゃない面積を、
菜の花が占めていると思われます。




反対側の隣の席の人が、
車内で売っていた、カップラーメンを食べていたので、
写真を撮らせてもらいました。

鉄道カップラーメン

20時間以上も電車に乗っているので、
当然みんな、お腹も減ります。

中国の長距離列車には、
給湯器が常備されていて、
皆お茶を淹れたり、カップラーメンを食べたりします。

カップラーメンは安いし、人気がありました。

ちょっとぼくらには、
お湯の衛生面が厳しそうだったので、
残念ながらこのカップラーメンは自粛しました。




他にも食事の車内販売があります。

ときどき周って来る、食事の車内販売。

車内の食事販売

車内放送でも宣伝してました。

車内放送はもちろん中国語なので、
何を言ってるかさっぱりわかりませんが、
「マーボードウフー、チンジャオロースー」だけは聞き取れ、
ああ、メニューを放送してるんだなぁ、と、わかりました。




銀河鉄道999に出てきそうな、
コート姿の車掌さん。

中国鉄道車掌さん1

中国の鉄道には、車両ごとに車掌さんがいます。

ぼくらの車両の車掌さんは、
女性の車掌さんでした。

この方は、広州の郵便局の局員さん同様、
素晴らしく働き者の車掌さんでした。


中国の地方では、
「地面とはゴミ箱である」というのが一般常識です。

それが、鉄道の車内だろうと、バスの中だろうと、お構いなしです。
床は地面であり、地面とはすなわちゴミ捨て場である、
という、根強い認識が断固として存在しているのでした。

ちなみに、これは、ダメな人にとってはダメだと思います。
ぼくらは幸い、なんとか平気でしたが、
中国人のマナーモラルの低さは、なかなか壮絶です。

都市部では、いつまでもそういうことではいけません!
という教育が、かなり功を奏しているようで、
街を歩いても、地下鉄に乗っても、
汚いなあと思うことはありませんでした。

しかし、長距離列車に乗ると、
田舎から街へ移動する人たちでいっぱいなので、
ヒマワリの種や、果物の皮や、カップラーメンや、痰や、ゲロなど、
みんながどんどん捨てるゴミで、車両の床は、ゴミだらけになります。

中国鉄道車掌さん2

そのゴミを、女性車掌さんが、
こまめに掃除してくれるのでした。

一度の掃除で、
40㍑ゴミ袋がいっぱいになるほどのゴミが集まります。

「床にゴミを捨てるな!」と、乗客に注意する車掌さんは、
さながら小学校の先生のようです。

何度怒られても懲りない、ダメ生徒達(乗客)は、
掃除された床に、またゴミを捨てるのです。

中国鉄道車掌さん3

車掌さんは、なかなか美人さんでした。




中国の鉄道の車掌さんというのは、働き者なんだなあ!
と、思っていたのですが、それも沿岸部だけで、
内陸に入ると、いろいろ様子がおかしくなるようでした。

この後の、貴陽から成都へ向かう鉄道では、
車掌が、やたらと車内販売に熱を入れている車掌でした。
この人は妙に商売上手で、完全に車掌業を逸脱してました。

中国鉄道車掌さん4

歯ブラシや、オモチャなど、ぼくらにしてみれば、
誰が買うんだそんなもん、というモノばかりでしたが、
車掌のトークはなかなかのものらしく、結構な売れ行きでした。




とまあ、そんな感じで、
約50時間のアホ移動を成し遂げた直後のぶーさん。

長時間移動ぶーさん

あったまテッカテ~カ♪顔もテッカテ~カ♪
です。

さすがにしんどかったです。




中国での長距離移動は、
その多くが、鉄道での移動になるはずです。

鉄道での移動は、
旅の雰囲気を味わうのに最適ですが、
中国の鉄道は、世界で最も面白い旅が体験出来る
鉄道のひとつだと思います。

ぼくらにとっては、
中国の旅の醍醐味のひとつが、
この、鉄道の旅でした。

大変だったけど、
毎回楽しみな鉄道移動でした。

中国では、鉄道の旅がオススメです。




そんなわけで、
次回、ぼくらは貴陽に到着します。




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  1. 2010/06/18(金) 10:13:52|
  2. 中国編;広州、永定
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

コメント

中国の鉄道の旅、いいですよね~~

荷物の場所取り合戦はくたびれますが
中国の人は親切心と、気さくさに出会える手段としては一番かもしれません!  ^^

  1. 2010/06/22(火) 00:24:35 |
  2. URL |
  3. トミー  #-
  4. [ 編集]

すいません!

× 中国の人は親切心と
◎ 中国の人の親切心と

です。  ^^;
  1. 2010/06/22(火) 00:27:04 |
  2. URL |
  3. トミー  #-
  4. [ 編集]

>トミーさん

中国の鉄道は面白いですよね!

中国での日々を振り返りながら記事を書いてますが、
ほんと、中国は面白かったよなあ~と思います。

いまのとこ、今回の旅で一番面白かった国、
1、2位を争います。

中国編は、後半けっこうめちゃくちゃに
なっていきますのでお楽しみに!
  1. 2010/06/23(水) 00:06:24 |
  2. URL |
  3. ぶー #-
  4. [ 編集]

じゃあ、私(達)がオーストラリア人カップルと食事して”あのホステル”に戻ってきたときの顔と、どっちがイッテル?笑
なっからいい勝負だろ?
  1. 2010/07/23(金) 02:12:54 |
  2. URL |
  3. やすお #-
  4. [ 編集]

私嫌中国、例懸賞当、絶対否定行。
  1. 2010/07/23(金) 02:14:48 |
  2. URL |
  3. やすお #-
  4. [ 編集]

>やすおさん

間違いなく、やすおっさんの勝ちですわ。
あの土色になった顔…けっして忘れませんわ。
ポ~ラはきらきらしたお顔でしたのに。

  1. 2010/07/25(日) 10:55:14 |
  2. URL |
  3. にちこ #-
  4. [ 編集]

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