
インド/コルカタ(2010年4月15日~4月18日)
トラブル被害の噂が、星の数ほど存在するインド。
ぼくらも、ビビリつつ、おそるおそる上陸。でも…アレレ?
ついに、東アジアから中央アジアへ。
バンコクから、飛行機でインドのコルカタへ飛びます。
約4ヵ月ぶりの飛行機移動です。
ぼくらは、ワンワールドの世界周遊券を利用していますが、
このインドへのフライトは、AIR INDIA EXPRESSの格安航空券を、
ネットで、別途購入しました。(1人9300円)
出発当日は、水かけ祭り(まだ終わってません)が、
始まる前に出ようと、朝早めにチェックアウト。
(ビショ濡れにされてはたまらないので)
カオサン通りから、空港へは、
本当は、556番のローカルバスで行きたかったのです。
(このバスだと1人33バーツ、前回のバンコク記事参照)
ところが、デモで道路が封鎖されて、ローカルバスの路線が、
よくわからなくなってました。どこかを迂回して、走ってはいるのですが、
どこを走っているのかわかりません。
仕方なく、AE2のローカルエアポートバスで行こうと思いましたが、
タクシーが300B(AE2は1人150B)だというので、乗ってしまいました。

空港までは、約40分。
AIR INDIA は、リコンファーム不要と聞いていたので、
リコンファームしていませんでしたが、大丈夫でした。
さて、いよいよインドです。
インドは、詐欺やツアー被害などのトラブルの噂が、
星の数ほど存在します。
「地球の歩き方/インド」には、
異常な数の、トラブル例と、その対策が載っています。
他の国に比べて、それらに割かれているページ数がやたらと多いのです。
そんなものを読めば、誰だって心配になります。
ぼくらはその上、カンボジアで出会った旅仲間に、
「インドはほんとヤバイですよ!」と、散々脅かされてしまっていたので、
戦々恐々とした気持ちで、インドに挑みました。
また、そのカンボジアで出会った旅仲間が言うには、
コルカタインだと、預け荷物のバックパックが、
カッターで切り裂かれて、中身が盗られる、とのことだったので、
念のため、パックセーフで完全防備して、バックパックを預けました。

どんだけインドはヤバイのでしょう。
不安な気持ちで、インドへ向かいます。

短いフライトでしたが、機内食が出ました。
機内食としては、まともで、割とおいしかったです。
コルカタ到着は、インド時間16:00。
コルカタ空港はとても小さく、降りたらすぐにゲートです。
荷物は、ぼくらの心配をよそに、無事に出てきました。
両替所(レートは超悪い!コミッション10%)で少し両替して、市内へ。
空港出口を出て、左方向へ歩いていくと、
もう1つ空港建物があり、(国内線?)
その建物の前から、オレンジ色のバスが出ていて、
エスプラネードまで行けます。(1人40ルピー、約88円)

エスプラネードの小さなバスターミナルまでは、約45分。
そこから、地下鉄に乗り換えて、サダルストリートのある、
パークストリート駅まで行きます。
インドは、地下鉄やバス、鉄道の駅構内の撮影が禁止されてたり、
地下鉄駅入口では、荷物チェックがあったりします。
バスや地下鉄でも、スリ被害などの噂が、
星の数ほどあるので、緊張して移動していましたが、
まあ、何事もなく、無事パークストリート駅に到着。
地下鉄を降りると、もう暗くなってきていました。
ここから、安宿のある、サダルストリートまでは歩きです。
ここまでは順調でしたが、安宿へ向かう途中、1つ失敗しました。
客引きの男性に、つい立ち止まって値段を聞いてしまったところ、
しつこく着いてこられてしまいました。
要は、ぼくらを案内して、チップをせしめたいわけです。
この人は、ものすごくしつこくて、ぼくらが泊まるつもりだった、
タイムスターという宿までついてきました。
これ以上この人につきまとわれるのが面倒だったので、
部屋は汚かったけど、ここに1泊。

客引きの男性には、20ルピー渡して、お引取り願いました。
というわけで、到着早々、噂どおりの目に会ったわけですが、
実は、コルカタでのトラブルは、これっきりでした。
この客引きの件も、どちらかというとぼくらのミスなので、
被害というほどでもありません。
これ以後も、トラブルといえなくもない、ちょっとしたことが、
2件ほどありましたが、それっきりで、ぼくらはインドを無傷で脱出します。
なんだか、聞いてた話と違うな~?
なんで、インドだけが、ここまでそういう噂が多いんだ??
と、ぼくらは首をかしげましたが、
この話は、また次回。
さてさて、なんとかインドに到着したわけですが、
ぼくらがインドに来た目的は、ただ1つ、
「本場のインドカレーを食べること!」です。
ぼくもにちこさんも、インドカレー大好きです。
東京にいた頃、インドカレーにはまりすぎて、
外食は全てインドカレー、という時期もありました。
今回の世界一周で、インドを外さなかった理由はただ1つ、
インドカレーの本場インドでインドカレーを食べずにおられようか!
ということでしたので、インドでインドカレーを食べるのを、
とてもとても、楽しみにしていたのです。
話を戻して…
宿に荷物を置いた後、しつこい客引きに疲れていたものの、
おなかも減っていたので、夕食を食べに行きました。

ツーリストに有名な、ブルースカイカフェです。
ここは、チキンティカマサラが美味しいらしい、
という情報を仕入れていたので、それを注文。
一緒に、ロティ(残念ながらマレーシアのようなロティではない)と、
ラッシーも頼みました。全部で178ルピー(約390円)。

さあ!初の本場インドでのインドカレーの感想はッ!?
というと……あれ…フツウだね……こんなもん…?でした。
なんだか、東京で食べる美味しいインドカレーより、
コクとスパイスが弱い気がします。
まあ、美味しいは、美味しいのです。
値段も、東京でこんな安さで食べられるところは、まずありません。
でも、「本場のインドカレーはこんなに美味しいのかッ!?」
というような感動には程遠く、これぐらいのカレーなら、
東京で食べた方が美味しいのでは…??というのがぼくらの感想でした。
もちろん、こんなはずはない!もっと感動的なカレーがあるはずだ!
と、ぼくらは毎日カレーを食べ続けます。
先に言ってしまいますが、
美味しいカレーには、後日出会えました。
でも、総合的には、ぼくらの結論は、こうです。
「東京のインドカレーのレベルが高すぎる」
東南アジアだと、
東京より遥かに美味しいものが、たくさんありましたが、
インドのカレーは、美味しいものでも、
「東京と同じくらい美味しい」というものがほとんどでした。
ぼくらは、本場のインドカレーに対して、
ハードルを高く設定しすぎてしまったのかも知れません。
もちろんこれは、あくまでも、ぼくらの主観的な感想ですし、
相変わらず、高級レストランでは食べてませんし、
インド全土を巡ったわけでもありませんので、あしからず。
結論を先に書いてしまいましたが、
もっと美味しいカレーがあるはずだ!と、他でもカレーを食べまくりました。

このレストランでも食べてみました。
ぼくらは、サグカレー(ほうれん草カレー)が好きなので、
サグチキンを注文してみました。ここもフツウに美味しいですけど、東京レベル。
衛生的には問題がありそうな、安食堂でもカレー。

揚げたプーリーと、謎のアンコと、カレーはモツカレーでした。
これで11ルピー(約24円)。モツカレーは美味しかったです。
やっぱり、知らない味の方が、美味しさも新鮮です。
ちょっと変化球だったのが、トップ画像のカレー。

大きなチャパティーと、豆カレー。9ルピー(約20円)
これは美味しかったです。焼きたてのチャパティーが抜群でした。
カレーに関しては、前述の通りなのですが、
インドには、カレー以外にもいろいろ美味しいものがありました。

ドーサです!チーズ(パニール)入りのドーサを注文して食べました。
ココナツソースとダールにつけて食べます。これは、美味しかったです。
32ルピー(約70円)。

ドーサだと、東京とは違う新鮮な美味しさを感じられました。
東京で出されるドーサは、お上品な仕上がりのものが多いと思いますが、
こうして屋台で食べるドーサは、一味違いました。
すでにご存知かと思いますが、
ぼくらは、こういうノリの方が、ワクワクさせられるのです。
ドーサを食べたのは、ニューマーケットの前に並ぶ屋台でした。
サダルストリート周辺だと、この界隈の屋台がいい感じでした。

こういうロールも食べました。25ルピー(約55円)。
これはマトンロール。中身は、羊肉とカレーです。
インドでロールって、ぼくは知らなかったですが、
これは他の町でもよく見かけました。
この付近で他に食べたのは、この2品。

ベビースターみたいなものに、ヨーグルトをかけて、
いろんな具をまぜたもの。冷たいオヤツです。味はイマイチ。
もうひとつは、チョーメン。見た目どおり、ヤキソバです。
鉄道の切符を買いに行った時に、外国人専用窓口の近くの
屋台で食べたごはん。

鶏肉ぶっかけメシです。2色のごはんに、チキンと野菜。
けっこうなボリュームで、味も美味しかったです。40ルピー(約88円)。
あまり美味しそうに見えませんが、スイカも食べました。

葉っぱの器が、雰囲気出してます。
番外編としては、マクドナルドのマハラジャセット。

インドは宗教上の理由から、ベジタリアンが多いです。
食事をする際も、ベジかノンベジかを聞かれたりします。
で、インドのマックは、ベジメニューが多いです。
パテが肉ではなく、別の何か…。何かはよくわかりませんでしたが。
美味しくはありませんでした。笑
でも、クーラーが涼しいので、涼みに行ってしまうのです。
そしてインドといえば、チャーイ。

ミルクで煮出した紅茶(要するにロイヤルミルクティー)です。
素焼きの器で飲むのが、醍醐味です。1杯5ルピー(約10円)。
という感じで、ぼくらのインドの旅が始まりました。
目的はただ1つ、「感動的なインドカレーを探す旅!」です。
次に目指すは、ヴァラナスィーです。
ヴァラナスィーまでは、鉄道で行きます。
切符は、イースタンレイルウェイオフィスの、外国人専用窓口で購入しました。
(ヴァラナスィー行、2A、2人で1996ルピー(約4390円)です)
インドの大きな街の、鉄道の切符売場(駅にあるとは限らない)には、
大抵、外国人専用窓口があります。

外国人専用窓口は、外国人専用なので、外国人にとても便利です。
最初に用紙をもらって、必要事項を記入して、順番が来たら
窓口の人と相談しつつ、切符を買えます。
★インドの外人専用窓口の便利な使い方。
ひとつ便利な使い方を。
この窓口では、「違う駅から乗る電車の切符」も買えるのです。
例えば、コルカタの窓口で、ヴァラナスィ~ニューデリーの切符も買えます。
予定が決まっているルートは、まとめ買いしておくと、
いちいち、その町の窓口へ買いに行かなくて便利です。
ぼくらは、コルカタに3泊して、
ヴァラナスィーへ移動しました。
ヴァラナスィーへは、ハウラー駅発の電車に乗ります。
ハウラー駅までは、タクシーで行きました。(100ルピー、約220円)
インドの鉄道は、当日にならないと、
何番ホームから発車するのかわからないので、
駅のエンクワイナリー(インフォメーション)で確認します。
いつも通り早めに着いたので、後はひたすら待ちます。

1等の切符を持ってる人のウェイティングルームに、
もぐりこめたので、そこで時間をつぶしたりしました。
(トイレもあります)
さて、実は、4~5月は、インドは猛暑期なのです。
ぼくらは、よりによってそんな時期にインドに来てしまったのでした。
東南アジアも暑期でしたが、インドの方が断然暑いです。
情報によれば、コルカタはまだマシで、
ヴァラナスィーやデリーでは、50℃近い日もあるとか…。
そして情報通り、
ヴァラナスィーは、地獄のような暑さでした。
次回は、
「激暑格闘!地獄のヴァラナスィー編」です。

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