小さな世界一周

夫婦で世界一周!ぶー&にちこです。長らく中断していましたがブログ再開しました!☆6年前(2010)に旅した世界一周の記録です。

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ベルガマ3:誰も知らない小さな町。後編 ~小さな結婚式~

ベルガマ3トップ

トルコ共和国/ベルガマ(2010年5月17日~5月24日)

ベルガマを去る前日、偶然のことから結婚式に参列させてもらいました。
それはそれはもう、素敵な結婚式だったのです。








そうして、日一日と、ベルガマでの滞在を伸ばし、
もうすぐ1週間がたとうとしていました。

宿の近くの、山の麓の路地は、
何度か散歩していましたが、まだ行ってみていなかった、
メインストリートの裏道も散歩してみました。

メインストリート沿いは、
多少近代化されていて、それがかえって何の変哲もない、
整備された通りのように見えていました。
ところが、その裏道に一歩入ると、そちらは、昔ながらの商店街になっていて、
これがまた、なかなかのかわいらしさでした。

メインストリートの裏道

売っているものは、食料品や日用品ですが、
1軒1軒個性がある、とてもかわいい小さな店が並んでいました。

ベルガマという町は、掘れば掘るほどかわいい場所のようです。




ベルガマでは、何軒かおじさんたちの溜まり場になっている、
シャイ屋さんが見られました。

シャイ屋さんには、たいてい1人も女性がいません。
のんびりしているのは、おじさんやおじいさん、男性ばかりです。
だから、にちこさんとしてはちょっと入りづらく、
立ち寄って一服してみたかったけど、ちょっと遠慮していたのです。

でも、あるシャイ屋さんの前を通りかかったとき、
「メルハバ~」と声をかけられ、「1杯飲んできなよ!」という雰囲気だったので、
ちょっとお邪魔しました。

ベルガマシャイ屋さん

ここでも、みんなウェルカムでした。

考えれば、ここまで町のどこに行ってもウェルカムな場所というのは、
今までなかったように思います。

中国の山奥の田舎町でも、みんな優しかったけど、
どちらかというと、話しかけられるよりは、話しかけていた気がするし。

都会では、こういうのはありえないですよね。
でも、自分が初めて訪れた町で、みんなに親切にされると、
単純にその町が好きになるし、居心地も全然違います。

みんな、当たり前のように挨拶してくれるし、
こういう優しさに触れていると、
すれ違う知らない人と挨拶を交わすことが難しい都会の生活が、
とんでもなく不健全に感じられてしまうのでした。




シャイ屋さんを後にして、
メインストリートの裏道の住宅街をぷらぷらしていたとき、
お盆に、美味しそうなスープやおかずを乗せて運んでいる人とすれ違いました。

メインストリートの裏道2

ぼくらが、そのお盆の上の料理を、
「お!ウマソウ~!」と言って目で追って振り返ったら、
お盆を持っていた女性と、そばを通りかかったおばさんが、
「あっちで食べれるわよ」と、女性が歩いてきた方向を指差しました。
ぼくらは、ああそっちにこの料理が食べれる食堂があるんだろうな、
と思ったのですが、通りかかったおばさんが、
ぼくらを、わざわざ案内してくれようとするので、
躊躇しつつも、ついて行ってみました。

でも、おばさんがつれて行ってくれた場所は、
食堂ではありませんでした。

家々の間の、少し広くなっているT字路の手前に、
お花で装飾された自動車が停まっていて、
その奥に、たくさんの人が集まっていました。

結婚式入口

これはもしかして…?
ぼくらは、食堂に行くつもりが、結婚式の会場に案内されてしまったのです。

ぼくらとしては、関係ないただの日本人旅行者が、
そんな席にお邪魔するわけにはいかないだろう、と思っていると、
何人かの男性が、「さあこっちに座って座って!」と、ささっと椅子を用意して、
あっというまにぼくらは椅子に座らされていました。

結婚式1

まさかとは思いましたが、
ここでも、みんなウェルカムなのです。
もうなんだか、感動してしまいます。

そして、ぼくらの目の前に、
さっきすれちがった、お盆の上の料理と同じものが、
運ばれてきました。

結婚式2食事

「ええ~!?食べていいんですか!?」
結婚式で皆に振舞われている料理を、ぼくらにも振舞ってくれたのです。
ここで情けないことにぶーさんは、頭の中で(いくらだろう?お金とられるかな?)
なんて考えてしまうのですが、もちろんお金の請求なんてされません。
ここは、ぼくらの知らない「健全な世界」なのですから。

後で知ったのですが、
この時飲んだスープの名前は、たぶん「花嫁のスープ」でした。

振舞われた料理は、ほんと~に美味しかった!です。
トルコで食べたごはんの中で、ぼくらが一番美味しいと思ったのは、
この結婚式で食べた料理だったのでした。




ごはんを食べ終わった後も、
ぼくらは、式の席にいさせてもらいました。
(食べてすぐにさようならも失礼な話ですものね)

結婚式3みなさんの写真

ぶーさんは、ここぞとばかりに、
結婚式に参列している人の写真をパシャパシャ撮りまくりました。

結婚式4花婿さん

本日の主役、花婿さんです。
最初にぼくらを率先して歓迎してくれたのは、
この花婿さんでした。なかなかイケメンです。

結婚式5ビデオのおじさん

ビデオを回していたおじさん。
このおじさんが少し英語をしゃべれて、とても親切にぼくらの世話を焼いてくれました。

花婿さんに、「写真を送ってくれないか」と言われたので、住所を教えてもらいました。
写真で御礼が出来るならこちらとしても嬉しいかぎりです。
(ただ伝わったかどうかわからないけど、ぼくらは1年間の旅行中なので、
写真を送れるのが来年になってしまう、でも必ず送るから!と言ってきました)

そしてぶーさんは、この結婚式のカメラマン担当みたいな立場に、
自主的になってしまったのでした。笑
この結婚式だけで、約400枚弱の写真を撮りました。




式の席には、花嫁さんの姿が見えませんでした。
どうも、花嫁さんはいま化粧直し中で、
花嫁さんのウェディングドレス姿お披露目こそが、結婚式のクライマックスであり、
お楽しみは、最後の最後にならないと登場しない、ということみたいでした。

花嫁さんの登場は、夕方17:00頃で、
それまでひたすら、参列者みなさんは飲み食いして過ごすみたいです。

結婚式6みなさんの写真2

その花嫁さん登場までの間、
花婿さんが全体のホスト役を努めていました。

結婚式に訪れてくれた人、
一人一人に挨拶をし、花婿さんがもてなすのです。




にちこさんは、この結婚式を眺めていて、
「結婚式ってこれでいいよね」と、しきりに言っていました。

日本の結婚式と言えば、
ウェディングコンサルタントの会社に何百万円も払って、
ホテルや式場に併設された簡易的な教会で式を挙げ、
やたらと高い料理が出てくる披露宴で、
まるで学校の行事のように物事が進んでいく、
というのがフツウです。

でもちょっと考えればわかるけど、
そんなのバカみたいです。

このベルガマの小さな結婚式は、
おそらく午前中に教会で式を挙げ、
披露宴の会場は、こうして自分達の家の前です。
出てくる料理も近所のコックさんの料理です。

それでも、これで充分幸せな結婚式に見えます。
こっちのほうがよっぽど自然に感じるし、
日本も昔はこうだったはずだよな~とも思いました。
ベルガマの結婚式を見てると、
日本の現代の結婚式が、どれだけ奇怪な慣習に
なってしまっているかが、よくわかります。




ぼくらが結婚式を挙げたのは、
今から5年前でした。

ぼくらは、そういう日本のヘンな結婚式は絶対にイヤだったので、
コンサルティングを一切通さず、
出来る限り何から何まで、自分達の手作りで結婚式を挙げました。

式は、町のかわいい教会に何度か通って、
牧師さんにお願いして、そこで挙げさせてもらいました。

披露宴は、ぶーさんが若い頃お世話になったボスが、
ギャラリーをやっていて、ありがたいことに、
そこを会場に貸してもらえることになったのでした。

披露宴会場は、にちこさんの絵や立体作品で、
展覧会のようにデコレーションしました。
そして、大工の友人に、にちこさんデザインの教会を、
ギャラリー内に作ってもらい(高さ5mぐらいの壁に立て付けの簡単なもの)、
披露宴の料理も、割烹料理店でコックをしている友人にお願いし、
飲み物も、友人にバーテンをやってもらいました。
(その昔、ボスの経営するギャラリー兼カフェで皆と働いていたのです)

ウェディングケーキも、
にちこさんの親友のお姉さんに作ってもらい、
会場で流した映像も、自分達で簡単なアニメを作りました。

ぶーさんはまだその頃、会社で働いていたので、
仕事の合間を縫って、すべてを自分達でやるというのは、
考えていた以上に大変でした。
当日、花嫁も花婿も、前日の夜通しの準備で徹夜明けでしたから。笑

でも、皆に手伝ってもらって出来たあの結婚式は、
やれて本当によかったよなぁ~と、ベルガマの結婚式を眺めながら、
思いだしたりしていました。




シャイを飲みつつ、楽しい結婚式の片隅に座って、
二人でそんなことを話していたら、
突然、花婿さんにぶーさんが踊りに誘われました。

結婚式7ダンス1

両手を横に広げて、指パッチンしながら、
太鼓とサックスの音楽に合わせて踊りました。
トルコの祝いの踊りなのかと思います。

やがて、次々に皆も踊りに出てきました。

結婚式8ダンス2

この踊りは、男性の踊りみたいで、
花婿さんの仲間や、身内のおじさんや、
年下の男の子たちが踊っていました。
皆、花婿さんと踊りを踊ります。

結婚式9ダンス3

いったん踊りが始まると、
ひっきりなしに、誰かしらが踊りを踊り続けました。




ぶーさんは、踊ってる最中に、
白濁した地酒をすすめられ、調子に乗って一気飲みしました。

よっぱらいぶーさん1

ぶーさんは、お酒がまったく飲めません。
甘いカクテルでも、指2本分ぐらい飲むと顔が赤くなります。

案の定、顔がまっかっかになりました。

よっぱらいぶーさん2

ぶーさん本人は、
思ったより足にも来なかったし、頭もなんとかはっきりしてたので、
(ちょっと飲みすぎだったけど)気持ちよかったのですが、
にちこさんに「もうすすめられても飲んじゃダメだからね!」と怒られ、
周りのおばさんにも本気で心配されてしまいました。

ぶーさんの顔は、自分で思うよりはるかに赤黒くなっていたらしく、
「アンタが止めなきゃダメじゃないの!」と、
にちこさんは、周りのおばさんたちに本気で怒られていたらしいです。




あまりにもぶーさんの顔が赤いので、
家の中のトイレで顔を洗うように、ビデオカメラのおじさんに言われました。

顔を洗った後、部屋の奥に座っていたおばあさんに、
引き合わせてくれました。

結婚式100歳おばあさん

おばあさんは、なんと100歳でした。
おばあさんの顔は、100歳とは思えないほど肌に赤みがさして見えました。
なんていうか、不健全に歳をとったら、きっとこのおばあさんのようには
ならないのだろうなと、思いました。




そんなこんなで、4時間ぐらい会場にいました。
勝手にお邪魔させてもらった割には、
ずいぶん、楽しく過ごさせてもらっていたのですが、
夕方17:00を過ぎても、まだ花嫁さんが出てくる気配はありません。

ぼくらとしては、暗くなる前に宿に戻りたかったので、
申し訳ないけど、そろそろおいとまします、と言いました。

もうちょっと待って待って、とビデオのおじさんに言われたけど、
やっぱりそろそろ行くことにしました。

そしたら最後に、会場の裏で待機していた、
花嫁さんのところに連れて行ってもらえました。

結婚式花嫁さん

花嫁さんは、超美人さんでした。

ほんとに素敵な結婚式です。

この結婚式にお邪魔させてもらったおかげで、
ぼくらにとって、ベルガマは忘れがたい町になったというわけです。




翌日、ぼくらはベルガマを出発しました。

荷物を背負って、オトガル(バスターミナル)まで歩く途中、
道路パーキングの係員の人に声をかけられました。

一瞬、わからなかったのですが、
それは、あのビデオカメラのおじさんでした。

おじさんは、ぼくらを見つけてわざわざ駆け寄ってきてくれたのです。
「そうなんだ、普段はこんな仕事をしてるんだよ」という感じで、
おじさんは手を広げてみせましたが、
ぼくらはとても嬉しかったです。

おじさんと握手して別れた後、
オトガル近くの、ぼくらが何度か食べたドゥルムシュ屋の店員さんも、
ぼくらを見つけて、手を振ってくれました。

こんな風に、町を離れるときに、
町の人に手を振られつつ出発するなんて初めてです。

ほんとに、ここは素敵な町なのでした。

ベルガマに来れてほんとによかったです。




ベルガマに来てみて、
きっと、トルコという国は、
田舎がよいのだろうなと思いました。

トルコに来られる方は、
イスタンブールや、カッパドキアや、パムッカレだけでなく、
ぜひとも、田舎の町をひとつでも訪ねてみることを、
強く強くオススメします。

おそらく、トルコの印象が、
ぜんぜん違うものになるはずです。

ぼくらも、時間があれば、
もっとトルコの田舎を周ってみたくなっていましたが、
イタリアからの飛行機の日程が決まってしまっていたので、
そろそろ先に進まねばなりません。

次回ぼくらは、ベルガマから、ヨーロッパへの玄関口、
イスタンブールへと向かいます。




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  1. 2010/10/10(日) 06:20:32|
  2. 中東編:トルコ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

コメント

めっちゃ、分かるわ~。
俺も日本の結婚式が奇妙すぎて苦手です(笑)。
  1. 2010/10/10(日) 06:41:24 |
  2. URL |
  3. Monie #-
  4. [ 編集]

トルコってステキ。目からウロコです。
エゲレスにいるトルコ人とかトルコ人街とか、ださいし胡散臭いし。
ギャングとか絡んでるからでしょうけど。。。こんなイメージなかった!
移民が多いとこにいると、なんとなく分かった気になってましたけど
全然違うんですねえ。。。これはいつか行かないと。
  1. 2010/10/10(日) 11:24:36 |
  2. URL |
  3. sawa #-
  4. [ 編集]

私も苦手だす。着物着て5mくらいあるウェディングケーキをカットするの。
まあ、結婚式自体行っていませんのでやらずに済んでいますが・・・。
だけど、本当に日本、日本人って人と同じ事するの、平気だよね~。

東京に戻っても、どうか、「東京だから」と他人を歓迎する心を失わないように、"その状況"と戦ってね!必要に応じて私も参戦するぜ!
あたしは毎日"東京からですゥ~"と言う観光客に表面上はやっつけられています。が、内心笑っています。笑

日本も同じね。
地方の人の方が歓迎心があるような気がするね。
あ、ちなみにあーた達は違うよ!
ガイジンにも言うんだけどね、日本に行くなら東京は浅草岳にして
あとは石川県とか福井県に行け!って。
  1. 2010/10/10(日) 12:05:24 |
  2. URL |
  3. やすお #-
  4. [ 編集]

>Monieさん

おお!モニー君からコメントだ!
マドリードで出会った韓国人夫婦に聞いたけど、
韓国もそうらしいね。その人たちも、独自に結婚式やったと言ってました。
モニー君たちが独自の結婚式やったら楽しそうだな~
クラブ一晩借り切ってウェディングイベントとか。
ていうかそうそう、やっとWIFI宿に入れたので、
あとでメールしまーす。
  1. 2010/10/10(日) 22:50:36 |
  2. URL |
  3. ぶー #-
  4. [ 編集]

>sawaさん

ヨーロッパはトルコ系移民多いよね。中国人より多いのかな。
トルコは田舎がいいよ!田舎がオススメ。
都市部は、そんなでもないと思う。
イスタンブールは、モスクはあるものの、
ヨーロッパの地方都市みたいといってしまえば、
そんな感じだし。
  1. 2010/10/10(日) 22:55:48 |
  2. URL |
  3. ぶー #-
  4. [ 編集]

>やすおさん

そうか!やっぱ日本も田舎はそうなのかな。
東京に帰ったら、どんな風に「東京」が見えるかな~
いちおう、ぼくらなりに「帰国したらどうするか」は
2人で考え終わったので、「東京」がどう見えようと、
次にやることは決めたのですが。
  1. 2010/10/10(日) 23:04:52 |
  2. URL |
  3. ぶー #-
  4. [ 編集]

わーい、こんなすてきなベルガマに、来年1月行く事になりました!!
お母さんと一緒のwツアーなので、あまり時間はなさそうですが楽しみです。
  1. 2010/11/17(水) 22:56:14 |
  2. URL |
  3. 名無しさん #-
  4. [ 編集]

>名無しさん

コメントありがとうございます!
ベルガマの楽しみ方は、何といっても「遺跡」ではなく
「町の裏通り」ですので、がんばってウロウロしてみてください!
  1. 2010/11/18(木) 22:41:32 |
  2. URL |
  3. ぶー #-
  4. [ 編集]

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